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眠れぬ夜のホンキートンクブルース・外伝〜ティーダのうた

拍手ありがとうございます(^^)
またしばらく間が空いてしまいましたが、何とか11月中に間に合いました。
遅ればせながらの「眠れぬ夜のホンキートンクブルース・外伝〜ティーダのうた」の感想などです。

今回は、「外伝」ということでいつものホンキートンクを離れて舞台は沖縄へ。そして、第二章に入ってから姿を消していた、武蔵(むさし)が登場するというのがとにかく楽しみでした。
加えて、テーマソングもいつものものではない新曲になるというのでさらに期待を膨らませていました。

初日・11月17日夜、18日夜、23日夜の3回観にいきました。おかげで理音(りおん)のダブルキャストも両方観ることができた(^^)
初日のだいぶ前にテーマ曲の譜面の一部がツイッターに上げられているのを見つけてびっくりsweat02、後ろめたく思いつつも見えた部分を自分で吹いてみました。
B♭クラリネットで譜面と同じ音で吹くためには移調しなければならず(移調せずに吹いてもいいんだけど、あとでCDに合わせて吹くときに改めて移調すると混乱しそうだったので)、しかし、自分で移調したものが合っているのか、あとリズムも合っているのか自信はない。そんな拙い状態ながら、今までのテーマソングと大きく雰囲気が変わっているのは感じられる。自分で吹いた範囲では沖縄というより、和風というか懐かしい感じがしてしまったのですが あ、沖縄だ!という音の並びがでてきたところまでで先がわからないので、かえって気になる(自業自得)

初日。開演前にCD付パンフを購入して自分の席へ。この日は中央近くの席だったので、早めに席に着いていた方がいいかな〜と思いまして。
パンフのなかにあってテーマソングの歌詞と自分が吹いた音を脳内で組み合わせようとしてみました。…が、前回などと同じくBGMにヒカルさんのCDが流れている。いつもだったら嬉しいのですが、今は頭の中の音に集中させて〜な状態になっていました。勝手なことをすみませぬm(__)m

開演直前には、水木さんと津田さんによる公演前の諸注意の放送が流れました。これは録音ではなくて、毎回、実際に話していたようです。比較的真面目に話す津田さんに対して、おかしなウチナーグチ(沖縄方言)で茶々を入れる水木さん。
開演前から既に楽しくなっていました。

ストーリーは、前回の「眠れぬ夜のホンキートンクブルース第三章〜覚醒〜」で、沖縄でペンションのオーナーをしていることが明らかになった武蔵を横浜に連れ戻そうという話がメイン。そこに、武蔵のペンション「キジムナー」のある久高島の島内でのトラブルが絡んできます。

武蔵は、太一(たいち)、政秀(せいしゅう)とともにホンキートンクを始めたオーナーの一人。失職などそれぞれ窮地にたった三人が再起をかけて始めたのがホストクラブ「ホンキートンク」だったのですが、第二章以降、舞台に武蔵は登場していませんでした。
その理由としては、第二章の1作目〜復活〜で、妻・涼子(すずこ)とのあいだの娘が政秀の口癖と同じ言葉を使っていたことから、娘の父は政秀ではないかと疑い、娘のDNA鑑定までしてしまったから。娘は武蔵と涼子の子だったのですが、武蔵は二人を疑った自分を恥じて家を飛び出して行方不明になっている、ということになっていました。
武蔵が政秀と涼子の仲を疑ったのは、高校時代に涼子が政秀のことを好きだったというのも理由にあります。ただ、その頃の政秀に憧れる女の子は数知れず。政秀はその中の一人を決めることはなく、涼子の告白も断る。

HOST2では、政秀が武蔵と太一それぞれに意中のひと(武蔵は涼子)へ手紙を書いて呼び出し、告白をすることをすすめていました。そして、政秀がそれぞれの手紙を預かって相手に渡す手はず。ところが、武蔵と太一が心配のあまり余計な手を出したために、手紙の取り違いが起きてしまいました。そのため、太一は相手の女性と関係をこじらせたまま別れ、武蔵はその日雨が降っていたので、自分が呼び出した場所ではなく涼子の家に迎えにいったため、こちらの二人は会うことができた。
高校時代から時間はたっていますが、自分と涼子のあいだを取り持った政秀を武蔵がそんなに疑うかなー?ということに違和感がありました。

今回の劇中の回想では、武蔵と涼子のあいだを取り持ったのは太一ということになっていたので、これだったら多少違和感は薄れましたけれど…

HOST2の涼子を迎えにいったこともそうですし、今回の話のなかでも端々で武蔵が涼子を愛していることが語られています。
久高島でのダンスフェスを企画している女性グループ「アマミコ」にダンスへの意見を求められ、高校時代の涼子へのプロポーズめいた告白を思い出したのか、ほぼそのまま、女神・アマミキヨへの島の男性の告白シーンへのセリフとして語ってしまったり。

最終的に武蔵が横浜へ戻ることにしたのも、太一と政秀が島へ乗りこんで、電話越しに武蔵と涼子に話をさせたかからなので、涼子への想いが武蔵の拘りとか意地を解かしたということなのだと思います。


今回、久しぶりに武蔵が出るというので武蔵中心の話になるのだと思いこんでしまっていました。
メインの流れは上に書いたとおりで、回想もあるのですが大きな動きはラストの武蔵と涼子の電話に集約されていた印象。劇のなかでのボリュームは、久高島の島内での争いの話の方が大きかった。

久高島では、過去に島で悪さをしていた米兵を懲らしめようとするも銃弾に倒れたという「伝説の男・ひがかつゆき」を崇拝する男性グループ「琉球エンジェルス」がよそ者を排除しようとしている。逆に「アマミコ」たちはダンスフェスを開催して島の外からも人を呼び開かれた島にしようとしている。
ホンキートンクのホスト、蓮人(れんと)は以前、ペンション「キジムナー」でアルバイトをしている頃に「琉球エンジェルス」とつるんでいた時があり、ダンスフェスを準備しているときに「キジムナー」に宿泊して武蔵、蓮人と出会った流星(りゅうせい)とともに、武蔵を横浜へ連れ戻すべく久高島へやってくる。
さらに、店を離れて放浪中(戻るに戻れない)ホンキートンクの店長・瞬平(しゅんぺい)も、武蔵を横浜へ連れ戻して自分が戻るきっかけとするべく、ホンキートンクの常連客・メグとともに「キジムナー」に宿泊していた。

しかし、流星たちも瞬平も武蔵に対して、横浜へ戻すためのアプローチはできず。メグだけが武蔵がキャバ嬢である自分と同じ水商売をしていたのではないか、と水を向けたくらい。

ダンスフェスの方は、「琉球エンジェルス」のリーダー・城間(ぐすくま)の発案で「琉球エンジェルス」と「アマミコ」の間でダンスで勝負をしてフェスをするかどうかを決めるということになり、何故か、流星たちがその判定役となる。
流星たちは、明らかに「アマミコ」側なので城間が判定役に指名するのが不思議。しかし、判定は「アマミコ」のメンバーではないがフェスで女神・アマミキヨ役をする凛(りん)にゆだねられる。

凛は、自分がアメリカ人とのあいだのハーフで恥じるべき生まれだと城間に言われ自分を閉ざしていたが、メグ「アマミコ」たちの働きかけで女神役を引き受け、話をしたり笑ったりするようになってきたところ。
そこで判定をゆだねられ、城間を糾弾。
城間が、凛に言っていたことは偽りであったことが明らかになり、それどころか、城間は凛のことを好きでそのあまりに意地悪をしていた。

この辺りの大人なのに恋心を持て余してもだもだする感じに、HOST2の頃のホンキートンクを思い出しました。ことは重大なのに、原因になったことは他人から見たら本人たちの気持ちの問題だったりして、という。こういう感じは好きです。
しかも、恋愛じゃないにしても好意を抱いている相手を自分だけのものと思っていたら、相手が成長して自分以外にも理解者ができたり、独占できなくなると感じてつらくなる。というのが、城間と流星が重なって、そちらも楽しい。城間にツッコんでいた流星に、おまえが言うのか…と言いたくなりました(^_^;)

それと、今回の瞬平がとても好き(^^) メグが城間と対峙したときに、メグにかわって平謝りして難を逃れたのだけれど、城間に馬鹿にされ、メグにも叱責されるところ。メグの言い分もわかるけど、瞬平の処世術というか、ある意味一貫性のある行動は嫌いじゃない。
美和子(みわこ)が顔を殴られて怪我をしたことを知ったときの怒りっぷりとかも、ほんと女の子が大好き、大切なんだなーと。平謝りしたときだって、メグを守るためだったんだし。

こういう人たちの行動や気持ちがとても楽しかった。
ただ、終盤に明かされた「琉球エンジェルス」の黒幕はナンバー2の金城(きんじょう)だったというのが、前回の〜覚醒〜のときの「横浜新世界」と同じ。さらに、金城は暴力団の手先だったときて、あぁ、またかdown
とがっかりしました。
暴力団も抑えることができる太一、政秀たちのすごさをだしたかったのかもしれないけれど(それにしたって、実際には丈太郎(じょうたろう)のおかげだし)、これは必要なのか?
それより、太一や政秀、流星や蓮人から武蔵への働きかけや、武蔵の葛藤をもっと観たかった気がします。

ついでにというか、個人的な思い込みもあるとは思いつつ…沖縄を舞台としながら、あまり沖縄らしさを感じなくて…だいぶもやもやしました。
音楽や一部の台詞回しにだいぶ助けられて雰囲気が持っていかれる感はあったのですが、暑さとなにより湿度が感じられず。話も島というより村の話のようで。
一旦そうなると、島の年寄りたちが歌っていた歌の歌詞がなんでウチナーグチじゃないんだ、とか。妙なところが気になってきたり。


もやもやが持て余した結果、しばらく前から考えていた沖縄行きを本気で計画中。
久高島に行ければいいけど、日程など考えるとちょっと難しいかなー

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